真正面からぶつからない

「手刀受」の記事の最後にも書いたが、敵に対して真正面から向かうのではなく、斜めから向かう方が正しい動き方ではないだろうか。

平安五段の21挙動目の、真後ろに対する前屈立での下段手刀打も、真後ろに振り返りながら行うのではなく、左足を左側に動かしながら、斜め左前に打つような気持ちで動く方が速く動け、また、敵に対しても効果的ではないだろうか。

この斜めというのは、平安四段で非常に多く意識させられるような気がする。

3挙動目の左足前下段十字受、
5挙動目の左足の抱え足、
11挙動目の右上段手刀打ち、
12挙動目の右前蹴り、
14挙動目の回転、
26挙動目の膝蹴りからの正面への左手刀受

これらは全て真正面から敵にぶつかるというよりも斜めから攻撃するような気がする。

この「斜め」というのは色々なところで出てくるような気がするので意識して稽古をしていきたい。

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