平安参段の12、14、16挙動目の足運び、現在では前蹴りのように体の前でしっかりと膝を抱え込むが、昔は振り回すようにして相手の腕を払うような蹴り方をしていた。
この振り回すような蹴り方は、カカトが浮かずに蹴ることが出来る。
それに対して前蹴りは、膝を前に出そうとするとカカトが浮きがちになってしまう。
よって、少し足を回すようにするのもアリかなと。
また、前蹴りのように抱え込む場合には、膝を前に出すのではなく体の下で抱え足を作る。この際に、少し股関節を緩めるようにし、足裏全体を上げるように意識すると良い。
このカカトを浮かさないというのを外の動作でも行ってみたい。
足裏全体を浮かせるのがポイントだが、この時に重心移動が起こってはいけない。
そのためには動かす足の股関節を緩めることが大切。
鉄騎初段の波返しは、もしかしたらこの足の動かし方を学ぶためにあるのかもしれない。
鉄騎初段が横動きしかないのは、カカトを浮かさずに動く練習にもなっているのではないかと思った。
カカトを浮かせないのは協会空手の基本なので、この練習をもう少し続けて、カカトを浮かせない体の使い方を学んでいきたい。
コメント