私の空手の目標

形を作ること

この一言に尽きる。
しかし、道のりは程遠い・・・。

  • 何故結び立ちするのか?
  • 理想の自然体とは何か?
  • 何故、平安形の一挙動目は左から始まるのか?
  • 松濤館の形は開始位置に戻り、他の流派は戻らないが何故か?

などなど、そもそも論すら何も分かっていないし、誰にも説明できない状態である。

「感情の向こう側」という書籍を読んだが、
これがレベルというか次元が違う書籍で、理解できる部分がほぼない本だった。
この本の中で、下記のような記載があった。

空手の世界のトップクラスの人間でも「型はなぜ変えたらいけないかわからない」のと「ただ、ひたすら言われた通りに、残された通りにやっていればいい」と言えてしまうところです。

型を変えたらいけない理由を探求してこそ型の本質的な意味と理を自分が理解することにつながるのに、安直な型の分解ぐらしでしか説明はできない。あとは「ただ言われた通り、残された通りやらないといけない」といった思考停止状態に陥っている。

勝手にアレンジすることなく残された通り型をやることは間違ってはいないのですが、型によって「必ず左側から受けて突く」場合や「必ず右足から出して突いて、次に左足を出して突く」など決まっています。なぜそうした方がいいのか、そうしないといけないのかを誰も説明できない。

感情の向こう側 P239

どのような順番でどういう動作をするのかは覚えればいいだけだし、
各動作の解釈は、強引な解釈もあると思うもののある程度は理解できる。
形の稽古により信じられない程のスピードや力を身に付けた人がいることも知っている。
ところが、
何故、その順番でその動作をするのか、といった理由を理解している人と出会ったことはない。
書籍もない。

形を作った人は、どのような想いやどのような状況を想定してこの動作を、この順番で作ったのか?

このような本質的なことが分からないと形が作れないし、
このような本質的なことを分かる日が来るのか自信は一切ないが、だからこそ目指す価値があると思っている。

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