(20022/10/01の稽古からの学び)
鉄騎初段の9挙動目を行った際に、地面からの力が下から上に流れていくような感覚を味わった。
この時に、沖縄の座波 仁吉先生が「巻き藁は突くものではなく当てるもの」ということをおっしゃっていたのを思い出した。
巻き藁を突くと、そこには反発が生まれるので拳にダメージが残る。そうではなく当てるものだ、と。
これと同様、地面も蹴ると反発してしまう。
そうではなく、地面の力を体に通してあげることが大切なような気がした。
腰を使うというのも、この地面の力を伝えるために必要なことなのかもしれない。
地面を蹴らないというのは良く言われることで、重心の移動を使うなり、前足で後ろ足を引き込むように使うなどがその代替となっているような気がするが、地面に力を伝え続けることも大切なのではないだろうか。
地面を蹴るとは、つま先で地面を蹴ることでカカトがすぐに浮いてしまう。
そうではなく、足首を曲げながらカカトで地面を蹴り続ける、もしくは足首を回転させながら地面に力を伝え続けると、移動の際にカカトが浮きにくくなる。
なるべく地面と接する時間を長くするような体の使い方を研究してみてもいいかもしれない。
呼吸に関しては、口から吸うとどうしても胸が膨らみ、上半身に力が逃げてしまうため、息は鼻から吸う方が良い。
鼻から息を吸った際に、頭と下半身を動かさないとお腹が下から上に力が動くので、その動きを使って重心を崩し、移動できないかを試してみる。
また、お腹を上下に伸ばしたり縮めたりを意識してみるのもオモシロイ。
息を吸うとお腹が伸び、「ふん」と吐くと縮まる。「はっと吐くとお腹が伸びたままとなる。
このお腹の伸縮を、横っ腹でも行えるようになると動きの質が向上するのではないだろうか。
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