レベル1:筋力を使って相手を倒す。
レベル2:全身を使って相手を倒す。
レベル3:自分の力を使わずに相手を倒す。
レベル4:相手の技の起こりを読み、相手を倒す。
レベル5:相手の戦う気力を失わせる①
レベル6:相手の戦う気力を失わせる②
レベル1は、空手の練習によって体を鍛え、相手よりも力やスピードを付けること。
ただし、これでは相手が何人もいる場合に疲れてしまうし、コスパが悪い。
レベル2は、一部の筋力だけを使うのではなく自分の全身を連動させて相手を倒す。
腕や脚など、一部の筋力を使うのではなく全身をまんべんなく使うため、パワーも強いし、疲れにくい。
レベル3は、相手の攻撃を弾くのではなく、流し、力の向きを変えて関節技を極めたり倒したりする。
自分の体を使うことなく、相手を倒す状態となる。
レベル4は、相手が動く前にその動き自体を察知し、事前に躱したり攻撃を極める状態。
レベル3までは相手が攻撃をしてくるのにどのように対応するかという話だったが、
レベル4では、相手が攻撃をしようとするタイミングを察知するため、攻撃すらさせないし、攻撃されても当たらない。
レベル5は、自分自身がレベル4の状態に達することで、相手が戦う気力を無くしてしまう状態。
レベル4までは、相手と戦うという前提だったが、レベル5ではそもそも相手と戦わない。
自分が最強になることで、相手に「勝てない」と思わせる。
レベル6は、自分自身が魅力的な人になることで、相手が戦う気力を無くしてしまう状態。
自分が強い弱いではなく、人間的に魅力的になることで、相手に「傷つけたくない」と思わせる。
合気道の塩田剛三先生は、「自分を殺しに来た人と友達になるのが究極の目標」とおっしゃっていたようだが、その状態。
日本空手協会の五条訓でいう「人格完成」とはこの状態だと理解している。
自分は1と2の間・・・。
普通に考えると到達できたとして3。
4以上は、とてもじゃないが到達する自信がこれっぽっちもない。
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