鉄騎初段vol.2

一挙動目:
左斜め前にいる敵に対して警戒心を持ったまま、右への移動を行う。
流派によって左を向いてから右に移動するのがあるが、もしかしたら左側にも敵がいるのではないかと予想する。
何も考えずに右への移動をすると、少しヘソが右斜め前に向いてしまいやすいが、左側にも敵がいると思いながら右に移動をすると、ヘソは正面を向いたままになりやすい。

二挙動目:
右足を馬蹄型に動かすためにも、左前に敵がいると思った方がやりやすい。
普通に右に敵がいると思いながらだとどうしても馬蹄型ではなく、逆V字形のような動かし方になってしまうし、体が右に流れてしまう。

四挙動目:
今度は右斜め前に敵がいると思って右腰に両手を重ねる。
そうすると引手がしっかりと小さく取れる。

七挙動目:
右斜め前に敵がいると思いながら左に移動する。
普通に移動すると、左足に重心がかかり、右足が残ってしまうために隙が生まれる。
右斜め前に敵がいると思いながら移動すると、右股関節をしっかりと曲げられ、足が残ることもない。

八挙動目:
これも二挙動目と同様、馬蹄型に動かすためには右斜め前に敵がいると思う方がやりやすい。

九挙動目:
これも右斜め前に敵がいると思うと、腰が左に向かず、左腕もしっかりと背腕受が出来る。
ただし、右腕が斜め右前に出てしまってはいけないので、右肘はしっかりと張りながらも右拳先は正面を向く必要がある。

十一挙動目:
左斜め後ろに敵がいると思うと腰がしっかりと回る。
また、左にいる敵からローキックをされるのを避けようと思いながら波返しをすると勢いが付く。

十三挙動目:
十一挙動目と逆。右斜め後ろに敵がいて、右からローキックをされるのを避けようと思いながら行うと腰がしっかり回るし勢いが付く。

十四挙動目:
右斜め前に敵がいると思って引手を取ると、右脇での引手が小さく取れる。

十五挙動目:
ヘソを後ろに凹ませながら左への攻撃。
左への意識が強くなると腰が左に向きがちになるので注意が必要。

十六挙動目以降は、上記の真逆。
ポイントは、斜め前や斜め後ろへの意識となる。
真横に移動するだけの形であるが、左右ではなく前後への意識を持ってみると体の使い方がだいぶ変わるような気がする。

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